メディカルアロマセラピー講座 第2回 ブレンドAの香り成分 その2

  • [記事公開日]:2018.03.06
  • [最終更新日]:2018.03.06
メディカルアロマセラピー講座 第2回 ブレンドAの香り成分 その2

今回はブレンドAの精油の中からパチュリについてお話します。パチュリはインドネシアやフィリピンが原産のシソ科の多年草で、高さ90cmほどに成長します。沈香(じんこう)やサンダルウッドと並んで日本の伝統的なお香の素材として使われてきました。
パチュリ精油は濃い琥珀色で、そのスモーキーな香りは土や墨汁を思わせる落ち着いた香りです。
この墨汁を連想させる香りの成分は30%程度含まれているパチュリアルコールと微量含まれているノルパチュレノールによるものです。
興奮した神経を鎮静させる作用があり、ストレスによる神経疲労を和らげ、心を穏やかにし、ゆったりとした安心感を与える香りです。

私のクリニックでは経営者の方や精神的過緊張の方がこの香りを好まれる傾向が見られます。

緊張からのストレスで過食に走る傾向のある方

パチュリの深い香りが持つグランディング作用(地に足をつけ安定させる)があなたを鎮めてくれると思います。

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